2008年12月27日

サーストンの3原則

サーストンの3原則とは、ハワード・サーストンが公式化した、手品においての絶対的なルールです。

具体的に、サーストン3原則を説明すると、

1.種明かしをしてはいけない
2.やる前に、なにが起きるかを説明してはいけない
3.同じ手品を同時に2度繰り返してはいけない

というものです。

確かに、このサーストンの3原則は、よくできています。
ちょっと、このサーストンの三原則を個人的な経験に基づいて解説してみます。

まず1ですが、言うまでもありません。
実際、教えるという場においてタネ明かしをすることはあるのですが、たいていは「な〜んだ」みたいな反応をされます。
それもそうです。教えるのは、基本的なマジックばかりなので、タネさえ分かれば、その奇跡のような現象がでさえ、あまりの簡単なやり方ででき、失望させてしまうことが多いからです。
そんな場合、ひとこと言うとすれば「でも、これでさっきの現象が起きるんで。タネを知ったらなんてことないけど、さっき見たときどう思った?」がいいと思います。
このひと言で、種を知らないとき観客として見た時の驚きと新鮮さを少しは取り戻すことができます。

次に、サーストンの3原則の2ですが、手順として意図的に言う場合はいいのですが、例えば、「これからこの4枚のAが1枚ずつテレポーテーションして、あちらのデックに移動します。」と言ってから演じる場合と、言わないで1枚ずつAがテレポーテーションしていった場合では、驚きも倍増ですし、タネを見破られる可能性も下げることが出来ます。
さらに、うっかり失敗したときでも、観客はこれから何が起きるのかは分からないわけですから、すばやく別のカードマジックにシフトさせるということもできるわけです。

最後に、サーストンの3原則の3ですが、やはり同じ手品をアンコールにこたえて同じタイミングで2回やるということは、タネを見破られる可能性がう〜んと高まります。
それに、これから何が起きるか当然分かっていますので、サーストンの3原則の2も、侵していることになります。
実際、私もテレビで録画しておいたマジック番組を繰り返し巻き戻して見ると、タネが分かる場合があります。
基本的に、カードマジックにおいてはアマチュアレベルですが詳しいので、繰り返し見ていると、「あっ、今パスした。ってことはさっきのカードは…。その後、パームして隠したから…う〜んなるほどね」って感じでタネが分かることがあります。
って言っても、そこはやはりプロ。鮮やか極まりないです。種がわかってますます感心します。

以上、サーストンの3原則について書いてみました。
絶対に破らないようにとは言いませんが、サーストンの3原則を破る際は、計画性や目的(教える等)を持ってからにしましょうね。

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